絶滅種#5

野球中継と同じように全く関心がないのがオリンピック競技を扱った番組。夏季も冬季も全く関心なし。
日本中が湧きかえった東京五輪。中継される競技は、全国民の関心を集めたといっても過言ではないだろう。
ネットで検索したところ中継番組の平均視聴率は66.8%、最高視聴率85%を記録。当時、テレビは全戸数にいきわたっておらず、あっても一軒に一台だけがほとんどであった。そして、そのテレビを家族全員で見るというのが当時は当たり前だった。
このことを考えると、瞬間であっても85パーセントの視聴率というのはごく小さい子や、かなりの高齢者を除く残り全員と考えてよい。当然ながら私もこの中の一人だった。
宿敵ソ連チームのエース、リスカルが打ち込む強烈なスパイク。それを回転レシーブで拾いまくる日本の選手たち。
実にふてぶてしいリスカルは時代劇の悪役よろしく日本人全員の敵だった。試合に決着がつき、日本チームが優勝したときの興奮は今も忘れられない。
その五輪大好き少年がオリンピック完全無視人間に変わった経緯については面倒くさいので説明は省く。
ちなみに、こうした無関心派はやはり私の年代ではかなりの少数派。あるアンケートによると約6%だった。
無関心派は年代が下がるほど増える傾向にあるらしい。
続いて持っていないもの。結婚していないので妻子はいない。生涯未婚という言葉があるそうで、私の年代ではその率が10%ほど。
意外に多いので驚いた。この生涯未婚率も年代が下がるほどに増加傾向があるらしく、これでは人口減少に歯止めがかからないわけだ。
持っていないものをさらにあげると、ブランド品。衣類、アクセサリーは言うに及ばず、使用する筆記用具、財布などを含めて高級ブランド品なるものを唯の一つも持っていない。
私の年代だと、一種のステータスシンボルとして高級腕時計をしてみたり、高価なスーツや、ブランド物のバッグをもったりする人が多いと思うのだが、自慢じゃないがそんなものは一つも持っていない。
しょっちゅう穿くジーンズだってボブソンやリーバイスじゃなくて、とあるスーパーの製品。ユニクロ製ですらない。
以前はラルフローレンのポロシャツを着ていたときもあったが、これも今じゃスーパーの特売品。
ラルフローレンはブランド品じゃないのかもしれないが、名前の通ったメーカー品というのはこれぐらいのものだった。
衣類や身につけるアクセサリーの高級ブランド品の保有率というのはネット検索でも見つけることはできなかった。
しかし、何一つブランド品を持っていないというのは、私の年代ではかなりの少数派だと思う。