脱皮失敗

いつも巡回しているリトープスブログのひとつに出ていた記事。栽培しているリトープスのいくつに新しい葉が形成されず、脱皮失敗したとあった。
同じような脱皮不全の株が家でもいくつかあった。
画像はそのうちのひとつ,トップレッドの名称で、ある通販ショップで購入したもの。二株ペアでカラーの鉢に入れられているよくある普及種。
画像はいずれも今日、撮影したもの。
枯れているのはわかっていたが、なぜかそのままにしてあった。

二株のうちのひとつが不調だと気付いたのは、去年の11月の末のこと。
購入して、同じ鉢に植え付けたものの、ひとつは根があまり張らず,ぐらぐらしていた。それで、それぞれを別の鉢に植え替えた。


そのときの記事は次のとおり。
http://d.hatena.ne.jp/eriosyce/20151128/1448706211

根と本体の境目に異変があり、多分駄目だろうという予想通り、植え替え後も,まったく成長しなかった。
根がすっかり乾燥している。
今の時期だと、割れ目の奥に新しい葉が見えるはずが、黒く干からびてしまっている。

前回記事のような状態は、根と本体の境目から,糸状菌の一種が進入したのが原因かもしれない。
ここをやられると、植物が根が取り込んだものや、葉の光合成で出来たものの経路がだめになるわけだから、時間がたてば枯れたり、腐ったりすることが避けられない。
普及種で、安価に購入したものだったので,植え付け後の殺菌剤の灌注を省略したものが間違いだった。