長雨の影響1

まともに太陽が出る日がほとんどない。雨も日が多く、こんな状態でリトープスを雨ざらしにできないので、雨の当たらないところに退避させていると、ますます日照不足。
腐敗するリトープスが出始めた。この腐敗はたぶんカビ菌が原因。
カビ菌は真夏の暑い時期より、ちょうど今ぐらいの気温の時に感染しやすいものが多い。
画像はカビ菌に感染したリトープス2種類。

  • 緑李夫人

夏の暑さには耐えたが、カビ菌の感染を受けた。
感染を受けたほうの葉は、切断した。

切断した葉の感染箇所。
カビ菌は鉢土の表面から少し下あたりから侵入するようだ。

  • 雀卵玉C283

ごく最近、感染したと思われるもの。
いったん植物体の組織に侵入を果たしたカビは、その組織内に急速に菌糸を伸ばすので、残念だが、この状態でもこちらの分頭部分はあきらめるしかない。

  • 切断後の数時間経ったもの


左側のC283は、切断前には、それほどはっきりしなかった感染部分が、切断後、菌による浸潤がはっきりとしてきた。
この株が植わっていた鉢のリトープスはほとんど感染を受けていた。
どうやら、鉢土に混ざっている有機資材が感染源のようだ。
こうした有機資材は、もともとその中にカビ菌を潜ませている可能性が高い。
カビ菌に抵抗力のある植物だと、何ともないが、リトープスはカビ菌に対する抵抗力はほとんどないようだ。