アナグラム

ある新聞を定期購読していると、毎月の領収書と一緒に小冊子が付いてくる。この小冊子にクイズのページがあり、これを毎回楽しみにしている。

お決まりのクイズが間違い探し。それ以外だと漢字を使ったものだとか、数字を使ったものだとか色々。

今年の一月号だったか、漢字の四字熟語に関するクイズが出た。

良くある四字熟語とちょっと違っていたのは、アナグラムとからめたものだったこと。

アナグラムというのは、ある言葉の文字列を変えて、別の意味ある文字列にするというもの。

これが瞬時にできるというのが、欧米では頭の良さの象徴のように考えられている節がある。

私が良く見ている刑事・探偵物の番組では、このアナグラムが時々出てくる。

犯罪現場に残された犯人のメッセージがアナグラムだったりする。

それを犯罪捜査の側にいる頭の良い人間が、それを即座に見破るといった展開が多い。

で、問題のクイズの一つが「換金したいよ」。この文字列の順列を変えて四字熟語を作るというもの。

確か5問ほどあったと思うが、私にはそのうちの一問しか解けなかった。惨敗といえる。

ところが、この問題をある学習グループに出してみたところ、簡単に解いてしまう人がいた。

その人いわく、「頭の中で自然に分かってしまう」のだそうだ。

人により頭の働き方や使い方は色々。頭の良さというのも一通りではないようで。

ちなみに上記アナグラムの答えは「虚心坦懐」。私は、この問題を1週間考え続けたが、答えが分からないままだった。

アナグラム問題で惨敗した私はちょっと悔しかったこともあり、自分でもアナグラムを作ってみた。

それらの作品の一部を次回の記事で示す事にする。