ドロドロ血液とは 2

コンビニで購入した「やわらか血管健康法」に書かれていたドロドロ血液に関する記述。同書37ページを引用する。

血液を構成する有形成分と液体成分が健康な状態ならば、血液はサラサラといえます。では、血液ドロドロはどんな状態なのか、考えてみましょう。

 血液中の糖質が多くなり血糖値が高くなると、余分な糖質が赤血球の周りにまとわりつきます。赤血球は本来、マイナス電荷を帯びていて、お互いが離れる性質があります。ところが、糖質がくっついたために赤血球同士が集まってしまうのです。これで血液はベトベトして流れが悪くなります。毛細血管は赤血球1個が通れる幅しかないことを思い出してください。

 こうして流れが悪くなった状態が血液ドロドロなのです。 

血液中の糖質がたんぱく質と結合してできるのがAGEという物質。この現象を糖化というが、これが赤血球表面でも起きる。

すると、赤血球同士がくっつきやすくなる。それだけではなく、赤血球は本来、柔軟な性質があるが、その柔軟性が失われ、赤血球一個分の細い血管が通りにくくなる。

ヘモグロビンA1cという血液の検査項目がある。このヘモグロビンA1cこそ、糖化した赤血球のこと。

糖尿病には縁がないと思っている人は血液検査項目のHbA1cの値などまったく関心がない。それどころかこの検査項目が何のためにあるのかも知らないだろう。

糖尿病はなってしまってからでは手遅れ。治らない病気だから。HbA1cの値が正常範囲内だからといって安心はできない。

「カラダの数値が分かる本」によれば、HbA1c基準範囲は以下のようになっている。

A 5.5以下 異常なし

B 5.6~5.9 軽度異常

C 6.0~6.4 要再検査・要生活改善

D 6.5以上 要精密検査・要治療

わたしの場合、13年前は4.9だったのが、じりじりと数値が上がっていき、去年ついに5.5になった。

これは明らかに悪い兆候で、糖尿病への道を驀進中といえる。

糖尿病関連の検査項目には「血糖」があるが、現在の検査方法は空腹時血糖なので、これでは、糖尿病になる傾向があっても数値にあらわれない。

数年前にNHKで放送された「血糖値スパイクが危ない」という番組では、食後高血糖が糖尿病の前駆症状だとしていたが、この食後高血糖を知る検査方法は一般化していない。

HbA1cの過去データから、自分が糖尿病予備軍なのかどうかが判るのではないかと思っている。

高い血糖値が長く続く糖尿病では、体のあらゆる組織が糖化していき、合併症を引き起こす。ドロドロ血液を放置すると恐ろしい結末が待っている。