ヘルスケア関連

エンテロタイプ2

エンテロタイプのタイプ別に関する情報でもっとも有名なものは、このブログの「腸活17」でも取り上げた摂南大学と京都府立医科大学の共同研究に基づくものだろう。 この研究に基づいて日本人のエンテロタイプをAからEまでの5タイプに分類した。 次のネット上…

エンテロタイプ1

腸内細菌叢をグラフにして、エンテロタイプを可視化すると、各個人の特徴がよく分かる。 グラフの種類はさまざまあるので、個人と個人の違いを明確にするには、菌種ごとに色分けしたグラフを使うと良い。 2023年9月28日号の雑誌Tarzanが腸活アップデートとい…

腸内細菌検査2

一回目の腸内細菌検査の結果を受けて、腸内の酪酸菌の一種、フィーカリバクテリウム菌の増殖を目指すことにした。 フィーカリバクテリウムの増殖に効果がありそうな食材をネット検索で調べて実行。5ヶ月を経過した3月の時点で2回目の腸内細菌検査を受けた。…

腸内細菌検査1

腸活に取り組んでから結構な時間が経過した。シリアルを販売しているメーカーが腸内細菌検査も行っていて、ここで何度か腸内細菌の検査をしてもらった。 最初に検査を受けたのが、去年の10月。そのときの検査結果をグラフにしたものが次のようなもの。 腸内…

なんばウォーキング

この記事のタイトル「なんばウォーキング」。大阪の難波付近を歩いて巡ることではない。「なんば歩き」と呼ばれる歩行法をちょっとしゃれて表現したまでのこと。 これをテーマに選んだのは前々回と前回の記事と関連があるから。 前回記事ではNHKの番組、「あ…

ウォーキングスピード

前回記事からちょっと間が空いてしまった。書きたいことはさまざまあるのだが、家庭の事情でゆっくりとパソコンに向かい合い時間がなかった。と、自分にも言い訳してみるる。 今回もウォーキングに関することを書いてみる。私の場合、河川沿いの遊歩道を犬を…

ウォーキングスタイル

飼い犬の散歩。雨の日や真夏の酷暑の時期を除いて行っている。最近は血糖値のコントロールという意味も加わって、血糖値センサーと腕時計を身につけた散歩に変わっている。 年末の頃、犬の散歩のとき、前のほうからやってきた人が声をかけてきた。以前から散…

腸活23

腸内細菌の一種、フィーカリパクテリウム菌を増やすにはどうすればよいのか。私のネット検索を使ったクウェストもようやく終わりが近づいたと思う。 食材として有益なものはほぼ、役者が揃った。ここでまとめてみる。 野菜: アブラナ科の野菜 (キャベツ、ブ…

腸活22

下行結腸、つまり大腸でもかなり最終地点に近い部分で、発酵し、そこに住む腸内細菌のエサになるものとして、もう一つ有力なのがレジスタントスターチ。 難消化性デンプンという名称でも知られ、こうした性質のデンプンがあることが知られた当初はダイエット…

腸活21

アラビノキシランは植物本体の構成要素であるヘミセルロースの一種だから、ごく普通の野菜や穀物にも含まれているはずだが、葉物野菜などではほとんどが水分だから、含まれていても微々たるものだろう。 一方、穀物も外皮を取り除く処置をしてあると、アラビ…

腸活20

IBSの症状を軽くする食事療法として低FODMAP食というのがある。これはFODMAPが何を意味するかから話を始める必要がある。 FODMAPとネットで検索してみるとWikiの英語版のみがヒットする。それで英語版での説明を次に引用する。 FODMAPs or fermentable oligo…

腸活19

IBDは深刻な病状になる難病だ。私の親族の一人もこの病気になり、その治療にずいぶんと時間も金もかかっている。何より生活の質、いわゆるQOLが著しく下がる。 IBDは深刻ではあるが、腸に不調がある人がそのまま重症化してIBDになるわけではない。 このIBDに…

腸活18

エンテロタイプDのビヒィドバクテリウムの多さの原因が何か。ヒントになるのはビヒィズス菌ヨーグルトメーカーのD社とG社の製品。それぞれ、ヨーグルトにガラクトオリゴ糖、イヌリンをを加えている。つまり、これらの食物繊維がプレバイオティクスとして働き…

腸活18

腸内で有益な働きをする菌を含む食材なりサプリメントをプロバイオティクスという。乳酸菌のプロバイオティクスの代表が乳酸菌で発酵させたヨーグルト。実に多様な種類のヨーグルトがスーパーの棚に並んでいる。同じく多種類なのが、乳酸菌飲料。 それに比べ…

腸活17

TypeDの問題点が具体的にどのようなものかは次のサイトの記述でわかる。 上記サイトの説明にもなかったことだが、Type Dにはもう一つの特徴がある。それは検出された細菌のうちのLactobacillus菌の占有率が他のタイプよりかなり多い点だ。 数字で示すと次の…

腸活17

日本人の5つのエンテロタイプ 上記の画像は日本人のエンテロタイプの分類として始めて大掛かりな調査の結果をグラフにしたもの。雑誌等の発表ではこのグラフをもとに簡略化したものが掲載された。 この研究で問題視されたのがType D。さまざまな健康リスクを…

腸活16

フィーカリバクテリウムは人口の中での普及率はきわめて高く、誰でも腸内に定住させている。その一方で、これをうまく増殖させる方法はあまりはっきりしない。 そのほかの酪酸産生菌 (以後、酪酸菌とのみ表記) にいたってはネット上ではほとんど情報がない。…

腸活15

NHKの情報バラエティ番組で、腸内細菌のうち、善玉菌を増やすことを育菌という言葉で表現していた。 腸内フローラという言葉もよく聞かれる。腸内細菌の有り様は、まさしく一つの植物相といえるもので、適切な管理をしないと健全な状態を保てない。 善玉菌の…

腸活14

腸活目標をフィーカリバクテリウムの占有率10パーセントと定めた。それに対して現在のこの菌の占有率は6パーセントちょっと。 この数字はある検査ラボに検体を送って、私の腸内細菌を調べてもらって得た数字だ。 そんなに悪い数値ではないが、この菌だけで10…

腸活13

今年最初の記事は、腸活に関する記事の続きを書いてみる。 腸活は関ってくるものが多岐に亘り、なかなか見通しが利かない。かかわりのある分野はまず、腸というからだの部分に関るものだから医学的なことがある。 続いて、腸内細菌が関係しているから、これ…

腸活12

腸内細菌のタイプ、エンテロタイプをあるところで検査をしてもらったところ、私のエンテロタイプはプレボテラタイプとわかった。 このタイプに関してネットで調べてみたところ、次のようなことがわかった。 1. 日本人全体の中では、男性では50代に多く、男性…

腸活11

自分自身の腸内細菌の状態を知るため、検体を検査機関に送った。その結果が出たというメールが届いた。実際の結果は検査主体のサイトに設けられたマイページを開くことで知ることができる。 この検査機関では、腸内環境の良好な環境を維持するのに欠かせない…

腸活10

プロバイオティクスとして、フィーカリバクテリウムをサプリメントなどで直接摂取したいと思っても、そうしたサプリメントはどうも存在しないようだ。 「酪酸菌」というキーワードでネット検索すると、酪酸菌配合というサプリメントはたくさんでてくるが、フ…

腸活9

腸活に一番有効なものは酪酸らしいということ。そして酪酸は腸内細菌の一種の酪酸産生菌だけが作り出せるものだということ。 これがわかったので、それではこの酪酸産生菌を増やすにはどうすればいいのかなのだが、今回の腸活シリーズの「腸活1」に引用したT…

腸活8

雑誌Tarzanが「腸が喜ぶ最高メシ」としている食事は腸活には欠かせないはずの水溶性食物繊維が少ない上、食塩の量が8gもあり、腸とは別の健康リスクが大きくなる。 なぜこの食事メニューが最高メシなどと紹介されたかというと、たぶん日本人のエンテロタイプ…

腸活7

腸内の環境を良くするには、食物繊維を多くとる必要がある。Tarzanの記事で4つの食事改善計画のうちの2つが食物繊維の摂取量を増やす目的があるのはそのためだ。 Tarzanの特集記事では全く言及がなかったが、食物繊維には、水溶性と不溶性の2種類があり、腸…

腸活6

エンテロタイプをタイプ別に分けてるサイトの解説を読むと、タイプによって、健康上のリスクの多いタイプと、そうでないタイプとに分かれている。 たとえば、日本人全体を5タイプに分けているサイトだと、バランス食タイプとヘルシー食タイプには問題があま…

腸活5

エンテロタイプと健康上のリスクと関連付けているサイトの情報を参考にするには、自分のエンテロタイプを知ることが必要だ。 自分のエンテロタイプはこれを調べてくれる病院やクリニックがあるから、そこで受診すればよいが、現在ではネット上で申し込んで、…

腸活4

エンテロタイプは人それぞれで十人十色。とはいえ、ある程度のタイプ別分類は可能かもしれない。ということで、このタイプ別分類の研究も近年盛んのようだ。 前回の記事の画像の中ほどにバランス食タイプ、アンバランス食タイプなどの文字が見える。 これは…

腸活3

ポストバイオティクスの代表の短鎖脂肪酸はいくつものいわゆる善玉菌の連係プレーで産生されていることがわかったが、腸内には悪玉菌や善玉菌もいて腸内フローラの様相は複雑怪奇といっていい。 ここで注目されるのは、善玉菌や悪玉菌、日和見菌の構成内容で…