ドロドロ血液とは

「ドロドロ血液」とか「サラサラ血液」とか、耳にする事もあるかと思うが、一体どのような状態の血液の事か知っている人はあまりいない。

この言葉、表現の仕方から見ても医学用語ではないことは確か。そのため、この言葉でネット検索して出てくるサイトが医者や製薬会社などが関わっているものでも、そこに書かれている内容はまちまち。

たとえば次のリンクのサイトでは、ドロドロ血液の定義を次のように定めている。

  1. 赤血球がかたくなること
  2. 赤血球が濃いこと(ヘモグロビンの比率が高いこと)
  3. 血漿成分のあぶらが多いこと

https://allabout.co.jp/gm/gc/454298/

また別のサイトでは、ドロドロ血液の原因を次のようなものだとしている。

1. 赤血球の増加

2. 赤血球が硬くなる

3. 血小板が固まりやすくなる

4. 白血球の粘着性が高まる

https://dhaepa-sapri.com/ketsuekid/

最初のサイトであげられている三番目の「血漿成分のあぶらが多いひと」は、二番目のサイトでは挙げられていない。それどころか、血漿中のあぶら、つまり中性脂肪コレステロールの値が高い事が「血液ドロドロ」の原因と考えるのは誤りだとまでいっている。

さらにいくつかのサイトを見ていっても、それぞれのドロドロ血液のとらえ方に差があり、混乱する。

さらにその原因や改善法となると、ある程度共通する部分はあるものの、サイトがいわゆるサプリメント会社との関連のあるものだったりすると、当然その会社のサプリメント購入を促す内容になっているので、うっかり鵜呑みにはできない。

私が集めた情報の中で、比較的信用できる内容は、ネットの情報ではなく、コンビニで見かけた本にあった。

その本のタイトルは「やわらか血管健康法」というもの。次回の記事では、その内容を引用してみる。