栽培の失敗例6

写真のサボテンは、レブチア属宝山。
スーパーに隣接する花屋で見つけて、ちょうど開花期で、花の美しさに惹かれて購入した。植え替えを行い、花が終わってからも順調に育っていた。
ところが、梅雨が明けてから、どうも調子が悪い。

  • レブチア属宝山


球体の一部が茶色くなり、それがどんどん広がっていく。
何かの感染症かもしれないと、いろんな殺菌剤をかけてみたが、まったく効果なし。
どんどん茶色部分が広がっていくので、思い切って、鉢から抜いて、たくさん付いていた仔サボを全部掻き取った。
本体はあきらめて、掻き取った仔サボを育てようというのだ。

  • 本体の一番細い部分が腐っている


仔サボを全部取った親サボは、なんだかブヨブヨしていた。それで、包丁で、上下に分かれるように真っ二つに割ってみた。
真ん中のほうはなんともなっていなかった。これは早まったかと思ったが、下のほうがどうもおかしいので、今度は下部を縦に真っ二つ。
すると、下部の細くなった部分が完全に腐っていた。原因で思い当たるのは、ただ一つ。
このサボテンは例の梅雨の合間の晴れ間で、紅鷹などに被害が出た同じサボテンの棚に入れていた。
宝山は二段目に置いていたので、日焼けこそしなかったが、暑さで、内部が煮えてしまったようだ。今頃になって、その結果が出てきたのだ