夏真っ盛り

8月も、もう終わろうとするのに、空に浮かぶ雲はまだ夏真っ盛りの様子。
例年なら、スイカをもう食べたいと思わなくなる頃で、値段もかなり下がるはずが、今年は逆に値段が上がっている。これは、スイカがまだよく売れているからだろう。
熱中症による死者が記録的数字となっているそうだ。
高齢者の場合、部屋の中にいても、熱中症で死ぬことがあるそうで、こんな事態を10年前に誰が想像しただろうか。

いや、温暖化を早くから予測していた学者の中には、かなり早い時期、具体的には、いまから30年以上前から、日本における真夏の日中最高温度が、連日40℃近くまで上昇し、そのために熱射病(昔は熱中症という言葉はなかった)で、亡くなる人が毎年何百人もでてくるというようなことを言っていた記憶がある。
ただ、そのときの予測では、そういう事態が起こるのは、まだ50年以上も先のことだと言っていたと思う。
その当時、なんと馬鹿なことをと思っていたが、自分がまだ生きている間に現実のものになるとは驚いた。
地球全体の温暖化が原因なら、夏の異常な暑さは今年で終わることはないだろう。
それどころか、来年は今年よりさらに暑く、その先はさらにもっと暑くと、夏の暑さはどんどん暑く、かつ長期にわたるようになるだろう。
暑さをしのぐため、今年、家ではクーラーを事実上24時間つけっぱなしとなっている。
このクーラー使用による放熱が、都市空間では、ヒートアイランド現象の元凶となってしまっていて、もはやどうしようなない、温暖化スパイラルに完全にはまってしまったようだ。
来年の夏の到来が今から恐ろしい。