サボテンの花40

  • ペディオカクタス属ノルトニー(2012年4月9日撮影)

ある程度、サボテンに関する知識をつけると、サボテンの中には日本の気候に順応せず、栽培が極めて難しい品種があることがわかってくる。
こういった種類を難物種と呼ぶのだが、その代表がペディオカクタス(Pediocactus)属とスクレロカクタス(Sclerocactus)属のサボテンだ。
どちらの属もアリゾナ、ユタ、コロラドなどの高山地帯が自生地のサボテンで、厳しい自然環境の中で生きている。
難物といえないような種類のサボテンでもうまく育てられないものには、手に余るサボテンなのだが、画像のサボテンはノルトニー(またはノウルトニー)といい、ペディオカクタス属にしては栽培が容易で、他のサボテンと同じ環境で十分育つ。
そのノルトニーに今回花が咲いた。
朝からよく晴れた日の午前中だけめいっぱい開花する。撮影は午後2時ごろだったが、もう花がすぼみ始めている。
ノルトニー以外にも、花を咲かせるサボテンが今の時期には沢山ある。
画像は上から順番に、テロカクタス属和光丸、ネオポルテリア属冬仙、エキノフォスロカクタス属御楯丸。何れも栽培容易で花が美しい。