ノバとマヤの正式譲渡

5日の木曜日と、6日の金曜日にそれぞれ、ノバとマヤの正式譲渡契約を結んだ。
ノバは美晴という名前をもらい、マヤは、ハナという名前をもらった。それぞれの家庭で、家族全員から注目されているようだった。
ノバは、うちにいたとき、それほど私に甘えることがなかった。1週間経って、再会したときも、当然ながら、割合あっさりした態度での出迎えだった。
まあ、うなったり、怖がって逃げ出したりしないだけましだ。写真を撮る時も、おとなしく、というか、えらく落ち着いた様子で、カメラに収まった。
マヤのほうはというと、再会当初はもう私のことを忘れたのか、ちょっと戸惑った様子。
しかし、私が里親さんのお宅の座敷で、契約書を取り交わしている間、私の靴の靴紐を嘗め回していたらしく、靴のにおいで、私のことを思い出したみたいだった。
私が玄関に出ると、甘えた様子で、体を擦り付けてきて、背中を掻いてやると、ごろんと横になって、おなかを見せた。
家にいるとき、マヤがよくしていたことで、おなかを掻いてやると、とても喜んだ。
里親さんによると、マヤはとても敏捷で、冒険好き。里親さんのお宅で飼っているミツバチの死体を好んで食べるらしい。
さすが、由緒正しき野良の末裔。食べられるものは何でも、食べる習性があるようだ。