不明種リトープスの正体

適切な栽培をするためにも、サボテンや多肉の正確な種名を知っておくことは大事だと思うので、最近購入した不明主リトープスの正体を調べてみた。
最初の印象はL. terricolor(碧瑠璃)の一種、麗春玉。このなかのプリンスアルバートに良く似ている。ただし、プリンスアルバートのほうが、暗いグレー。
画像は某多肉ショップの画像を拝借したもの。
グレーのボディに小さい薄い色の丸い点々が特徴。
ところが、いつも見ているブログで、白弁天玉というのが紹介されていてこれが不明種リトープスにとても良く似ている。


この白弁天玉というのをいろいろ調べてみると、どうやら出所はある有名リトープスナーサリーのようだ。
白弁天玉を紹介していたブログには、「デボア白弁天玉」という種名表示がある。
「デボア」って何?
リトープスに詳しい人なら、これは"De Boer"のことだろうとピンと来るはず。オランダのリトープス研究者De Boreのことだ。
ということで"De Bore Lithops venteri"で検索をかけるとヒットするのが画像のようなリトープス
うーん、どれも違う種類に見える。
最後の画像は紫薫系の特徴があり、Lithops v. venteriの表示が正しいように見える。
しかし、二枚目の画像のリトープスは、紫薫系といわれてもどうもそれらしくない。
一枚目の麗春玉との交配種のように見える。
それでは、不明種リトープスはというと、やはり最初の印象のとおり、麗春玉プリンスアルバートに近いと思われる。