チタノプシス天女

チタノプシス天女の自生地について改めて調べてみた。
自生地調べでずっと使ってきたフィールドナンバーが分かるサイトで調べようとしたがヒットがない。
それで別のフィールドナンバーを集めたサイトで探すと見つかった。
このサイトのURLは次の通り。
http://www.cl-cactus.com/default.asp?Lang=en
Titanopsis calcareaの項目に示された採集地はKimberleyやLuckhoffなどリトーブス紫薫の自生地でもよく出てくる地名。
両地とも夏降水地域で雨の少ない南アフリカでは比較的夏の降水量は多いほう。つまり天女は夏型といっていい。
で、家にあるいくつかある天女の画像。

  • チタノプシス天女

  • チタノプシス天女

  • チタノプシス天女扇


一枚目は巨大な天女。今の時期から新しい葉が出てくる。夏もよく日に当て、灌水は一週間に一度ぐらいの頻度。これで十分大きく育つ。間違っても半日蔭などに置かないよう。
三枚目は天女扇。
これも自生地を調べてみるとどうやら南アフリカの西海岸に近いほう。
つまり冬降水地域。だからといってこれを冬型とするのは誤り。この地域は冬に雨が降るといっても申し訳程度。
三日に一度、海からの風が運ぶ湿気で濃い霧が発生し、植物はこの霧が植物体にあたって凝結する水分を利用している。ということで栽培の方法は夏型に同じ。