復調チタノプシス

よく日に当て、水遣りは夏も欠かさず、というか、自生地の降水パターンはむしろ8月9月が中心なので、2週間に一度は、たっぷり潅水。
今の時期、自生地は降水が全くないので、たっぷりの潅水は必要ないが、晴れた日の朝早くに、霧吹きで表土を湿らす。
こういう栽培法に切り替えて、好調だったチタノプシスに異変が生じたのが夏から秋にかけて。
最近分ったのは、根がかなり長く伸び、鉢底に届くと弱り始めるらしいということ。つまり縦長の鉢のほうがいいのだが、プラ鉢で小型、縦長はあまりない。
それで、弱ったチタノプシスは全部縦長の鉢があるテラコッタ(素焼き)の鉢に植え替えた。植え替えたのは冬の初め。
それから二月ほどが経過して、どれも復調の兆しが見え始めた。
最初は天女。よくある黒いプラ鉢で育てていた。
去年は花が咲き、順調だと思っていたら、夏ごろから新しい葉が出なくなった。
これは調子が悪い証拠。
最近になってようやく植え替えて、ちょっと元気が戻ったようだ。
しかし新しい葉は、まだ出てこない。
天女冠。通販ショップ出身。送られてきた鉢のまま育てていたら、やはり夏ごろから調子が悪そうになったので、木陰に移したら今度は徒長
これも最近植え替えて、やっと新しい葉が出てきた。
ふにゃふにゃになっていた葉もしっかりとして、来シーズンは花を期待したい。
天女簪。毎年花を咲かせていたのに、咲くシーズは花芽もつかなかった。
さらに、株の中心部から枯れこんできた。これは最悪、株全部が枯れる。
そこでこれも植え替えたところ、新しい葉が出てきて、株もしっかりとした。
縦長の鉢に植え替え、根を張るスペースが広がったことで復調したのだと思う。
天女扇。天女冠と同じショップで購入。二株購入したが、もう一株は夏に枯れた。
この株もかなり弱ってしまった。送られてきた鉢と鉢土そのままでは、やはり家の栽培には適さないのだろう。
植え替え後も、葉がフニャフニャのままだったものが、最近ようやくしっかりしてきて、新しい葉が出てきた。