スーパーで、年中購入できるアボカド。しかし、今の時期が本来の旬ということらしい。皮がまだ緑色をしたものが10日に一度ぐらい入荷していることからもたぶんそうなのだろう。
ところで、このアボカド、適切な選び方をしないと、その本来のおいしさがわからないまだ未熟のものや逆に熟成が進みすぎたもの、さらには、実の部分に黒い筋が生じてしまっていたり、実の大部分が褐色に変色してしまっていたりして、とてもではないが食べる気がなくなってしまうということすらある。
実際、そうなってしまったものはまずくて、とても食べられたものではない。
では、どんなアポカドを選べば、アボカドの本来のおいしさを堪能できるのか。
この点を確かめるため、ネットで検索してみると次のような記述のものが一般的。
食べごろのアボカドの選び方(Avocados From Mexico)
Ponint 1
成熟度の判断する時は、軽く親指で表皮を押してみてください。
表皮が柔らかい場合は、成熟のサインです!
Point 2
アボカドは熟すと次第に果肉から水分が失われ、ヘタが沈んでいきます。
その結果、ヘタと実の間に少し隙間ができます。
隙間が空いているのは『完熟食べごろ』のサインです!
上記は「アポカド 選び方」というキーワードで検索した場合にトップで出てくるサイトからの引用。
しかし、この説明だと、「ヘタと実の間に少し隙間ができます」の意味がよく分からない。
スーパーの店頭に並んでいるアポカドをみてもどれがそれに当てはまるかははっきりしないだろう。
別のマカロニというサイトの説明のほうが画像付きなので良くわかる。
リンクをつけておく。
【写真つき】プロが教えるおいしいアボカドの選び方 - macaron
このサイトで教えている選び方のポイントは3つ。「色、ヘタ、かたさ」だ。
3つ目のかたさの説明を引用してみる。
アボカドを指や手で押して、弾力がありやわらかいものが食べごろです。商品を強く押すのは傷めるおそれがあるためNG。店頭では色やヘタを確認し、購入してきたアボカドの確認に使いましょう。未成熟のアボカド(写真左)はかたく、実際に切ってみると種が身に貼りついていて取りにくいです。
ほぼ成熟のアボカド(写真中央)はやさしく押すと少しやわらかく、切ると種はすんなりと外れます。この状態でも食べられますが、さっぱりとした味わい。
完熟のアボカド(写真右)は、クリーミーでやわらかくなめらかな状態です。アボカド特有のとろりと濃厚な味わいを楽しむためにも、ほぼ成熟の状態から少し追熟させるのがおすすめですよ。
上記の説明にしたがって、ヘタがそのまま付いていて、やや青みの残ったものを選び、自宅で追熟させるとほぼ間違いなく、おいしいアボカドを食べることができる。
ほぼといったのは、この方法でも成功率は100パーセントではないということだ。
成功率はおおよそ80パーセント弱。20パーセントほどのものは、少しヘタを中心として黒い筋が走り始めていたり、実の一部が褐色に変色しているということがある。
このぐらいのダメージだと、ままいいかということで、満足してしまう人も多いだろう。
しかし、成功率100パーセントを目指すならこれではダメだ。