TypeDの問題点が具体的にどのようなものかは次のサイトの記述でわかる。
上記サイトの説明にもなかったことだが、Type Dにはもう一つの特徴がある。それは検出された細菌のうちのLactobacillus菌の占有率が他のタイプよりかなり多い点だ。
数字で示すと次のとおり。
Type A: 0.5%, Type B: 0.5%, Type C: 0.5%, Type D: 3.5%, Type E: 0.5%
もう一つ、別の菌についても同じことがいえる。別の菌とはVeillonella菌。これも数字で示すと次のようになる。
Type A: 0.2%, Type B: 1%, Type C: 0.5%, D Type: 1.8%, E Type: 0.5%
Veillonella菌はアスリート菌とも呼ばれる菌で、たくさんいて不都合はなさそうだが、前回記事で挙げた「すごい酪酸菌」の153ページに次のような記述がある。
過敏性腸症候群の患者さんを調べると、「ラクトバチルス」「バイロネラ」という腸内細菌が過剰に増えていました。さらにプロピオン酸が多いことほど、過敏性腸症候群が重症であるということも腸内細菌研究でわかってきました。
ラクトバチルス、パイロネラはそれぞれ、乳酸菌が作り出す乳酸を原料として、酢酸とプロピオン酸という短鎖脂肪酸をつくります。
Lactobacillus菌というのは一般には乳酸菌として知られているもの。Veillonella菌と同様たくさんいて不都合はなさそうなのに、病的な腸になっている人の腸内で増殖しているというのは気になる。
ちなみに、私自身の腸内細菌を検査した結果によるとBifidobacteriumは5.51パーセント、Lactobacillusは0パーセント、Veillonellaは検出対象になっていないようで不明であった。
Type Dの人たちの大腸でBifidobacteriumやLactobacillusがかなり多い理由は何だろうか。
この人たちは腸活に熱心で、盛んに乳酸菌やビヒィズス菌入りヨーグルト食べて、いや食べ過ぎてしまい、その結果がこれなのだろうか。
次回のブログではこの点について検討してみる。