腸内細菌の一種、フィーカリパクテリウム菌を増やすにはどうすればよいのか。私のネット検索を使ったクウェストもようやく終わりが近づいたと思う。
食材として有益なものはほぼ、役者が揃った。ここでまとめてみる。
シリアル: 小麦ブランを使用したもの
穀類: バーリーマックス
健康食品: サイリウムパウダー、クマザサパウダー
その他: カカオ豆を原料とする食材や飲料(高カカオチョコレート、ココアなど)
フィーカリバクテリウム菌養成に関して注意すべき点がある。それはこの菌が超嫌気性のため、大腸壁にへばりついて存在しているのではなく、便の中に多くいるということ。
便中の菌は便とともに排泄されてしまうから、この菌が大腸内である一定の菌数を保つためには次々とやってくる便で増殖していかなくてはならない。
新しくやってくる便中にフィーカリバクテリウム菌の好むエサがないと、そこでこの菌の数が減ってしまう。
増殖を成功させるためには、上記の食材をそれぞれの食事に必ず含ませなくてはならないということ。
フィーカリバクテリウム菌増加が実験的に確かめられた食材は上記のものだけだったが、他にも有力な候補があるにはあった。
それは、おからとキノコ。両者ともに食物繊維、とりわけ不溶性食物繊維とされているヘミセルロースをたくさん含んでいる。
ヘミセルロースを構成する多糖類には、きっと酪酸産生菌の増殖に有効なものがあるだろう。
すると、おからやキノコをたくさん摂取することでフィーカリパクテリウムの増殖を図ることができるかもしれない。
残念ながら、今回のネット検索ではそのことを実証する検証は見つけることができなかった。
今回の検索の結果を反映させた食事をすでに実行中。その結果どうなるかは、4月初旬に腸内細菌検査を受けることで明らかになるだろう。