ヨシとコロク1

近くを流れる川の散歩コースで拾った犬が3匹。
これだけでも、世話が大変なのだが、3匹を拾う前から飼っていた犬が2匹いる。
雑種の中型犬のヨシと黒ポメのコロクだ。

  • ヨシ(2010年4月11日撮影)


もう飼いはじめて10年以上になるヨシは、我が家のワンコたちのいわばボス。
犬の世界は上下関係の序列社会だそうだが、外で飼っているヨシ、マロ、ジロ、サブには、はっきりした序列がある。
体力的には、マロのほうが、ヨシよりもずっと上なのだろうが、相変わらず、マロはヨシには逆らえないようだ。
マロを拾ってきて飼いはじめたとき、毎日のように、ヨシと取っ組み合いをして遊んでもらっていたから、マロはヨシのことを自分の親のように思っていると思う。
人間でも、親父はいつまでたっても怖かったり、あるいは、仰ぎ見る存在であったりするのと同じように、犬でも似たような感情があるのかもしれない。
ぜんぜん血はつながっていなくても、小さいころ相手をしてくれたヨシはやっぱりマロにとっての父親なのだろう。
さすがに最近は、体力が落ちてきて、マロと取っ組み合いをすることもなくなったが、ヨシが一声威嚇すると、マロもほかのジロ、サブもいっぺんでおとなしくなる。
ヨシがボスでいる限り、ほかの三匹がけんかするということもないので、飼い主としてはずいぶん助かる。