栽培の失敗例4

夏越しが難しいとされる帝玉。二重鉢に植えてこの暑い夏を乗り切ろうとしている。同じように、二重鉢に植えて、栽培していた巨鳳。
その巨鳳の一つが腐ってしまった。二重鉢の目的は、鉢土の温度を室温以下に下げるためだが、そのためには、二重鉢の外鉢と内鉢の間に入れた土が水分を含んでいる必要がある。

  • 腐ってしまった巨鳳玉(2010年7月29日撮影)


鉢を風通しのよいところに置いていると、日中の8時間ぐらいで、この水分がほとんどなくなってしまうので、毎晩寝る前に、水分を補給しなければならない。
これが結構面倒で、つい水分補給を怠りがちになる。
ペットの猫のことなどで、サボテンたちのことにあまり注意が向かなくなったことが一週間ほどあった。
二重鉢の水分補給も数日間行わなかったら、その怠慢を咎めるがごとく、巨鳳の一つが腐ってしまった。油断もすきもないとはこのことで、今後も気を緩めることはできそうにない。