栽培の失敗例3

サボテンは高温に強いといっても限度がある。
サボテンの棚には、ビニールカバーがかけてあるが、晴れの日には、カバーをはずさないと熱気がこもって、大変な暑さとなる。

  • フライレア属のサボテン(2010年7月14日撮影)


激しい雨と晴れ間が交互にやってきた次の日に、朝から晴れているのに、カバーをはずさずにいたら、棚の最上段においていたフライレア属のサボテンが熱気で煮えてしまった。
たぶんカバーの内側は気温が50度を越えていたと思われる。
同じ棚には、同時に購入した同じフライレアのサボテンが他に二つあったが、そちらのほうは無事だった。
色が黒っぽくて熱を吸収しやすいので、同じ段に置いていた多くの他のサボテンが無事な中で、犠牲となってしまった。

  • 無事だった同じ種類のサボテン


同じときに、多肉植物の千代田の松も熱にやられて根が枯れてしまった。
雨に打たれっぱなしにすると、過湿で腐るものがあるからといって、サボテンの棚のカバーをかけっぱなしにすれば、晴れ間のときに温度が上がりすぎて、昇天してしまうものがでてくるということで、ベランダでのサボテン栽培は、梅雨時の管理が一つの課題のようだ。