サボテンの病害虫1

サボテンを扱ったHP、ブログなどをあちこち見て回っても、サボテンにつく害虫や、サボテンがかかる病気などに関する記述は、ほとんど見られない。
これは何もサボテンに限らないことなのだが、他の園芸植物でも、ブログなどで、このことが扱われることはまずない。
これは、病害虫の特定が相当な知識を必要とするうえ、それに対応する薬剤に関しても、扱いに注意の必要な薬剤がたくさんあるので、生半可な知識では、問題が生じる恐れがあるから、触れないでおこうということだと思う。
私の場合、園芸に関する最初の関心が、庭木がかかる病気を何とかしてやりたいと思ったことから始まったので、自分で言うのもなんだが、植物の病気と対応薬物に関してはかなりの知識がある。

  • サボテンの右上のあたりにクモの糸のようなものがある


これまで育てていた植物には、野菜全般、ラン、バラなどがあり、これらの栽培は言ってみれば、病害虫との絶え間ない戦いといっても過言ではない。
当然のことながら、それら病害に対抗するための薬剤がドンドン増えていき、今や数十種類を越えている。
薬剤の散布は、栽培のルーティンの中に組み込まれ、どの時期にどの種類の薬剤を散布するかも丹念に栽培日程の書き込んでいないと、とてもまともな花は咲かすことが出来ない。
いい加減、そういう園芸のやり方に飽きていたので、サボテンなら、場所もとらず、病害虫の心配も要らないと思っていたのだが、やはりサボテンや多肉植物も病害虫のターゲットになるようで、油断は出来ないとわかった。
画像は、マミラリア属のマグニママというサボテン。ビニールカバーをかけた、簡易温室の中に置いてあるが、水遣りのために取り出してみて、あるものが目に入った。
画像では、そのあるものは、はっきり写ってはいない。
あるものとは、細いクモの糸状のもので、太陽の光を受けて一部が光っている。
このことだけで、これがある害虫のいる証拠だと気づく人は、それなりの園芸知識のある人だと思う。