花の季節

  • 中輪バラのニコール


5月は花の月だ。一年中何かの花が咲くであろうが、5月はさまざまな花が時期であり、園芸が趣味のものにとっては、楽しみの多い時期だ。
花の女王、バラも春の開花シーズンを迎え、あちこちで、バラの展示会の開かれる時期である。東京では毎年西武ドームで、バラとガーデンニングのショーが開かれるが、関西ではこれといったバラの展示会はない。
あることにはあるが、東京のものとは比べ物にならない規模の小さなものだ。

  • 大輪のHT種イーナハクネス


サボテンにはまる前は、バラの栽培に熱中していた。今も結構たくさんの種類を栽培しているが、バラの大株は、冬場の植え替えが大変で、体力的にもスペース的にも栽培できる数が限られてくる。
しょっちゅう、薬剤の散布が欠かせないが、庭に放し飼いの犬が増えて、毒性の高い農薬が散布できなくなってしまい、そのことがバラの栽培熱を下げてしまった。
薬剤散布を行わないと、あっという間に病害虫が蔓延するようになり、バラの本当の美しさを堪能できる秋バラがまったくといって咲かなくなったからだ。
それでも今の時期、何種類ものバラが例年通りの花を咲かせた。
画像はその中のいくつかだ。


三枚目の画像は、ツツジの仲間のカルミアの花。開花する前の蕾がまるで金平糖を思わす。某種苗会社がその通販ショップ店を通じて、たくさんの品種を導入したが、日本ではほとんど普及しなかったようだ。理由は多分、夏越しが結構大変で、シャクナゲと同じような栽培が必要だからだ。
シャクナゲは、品種改良により、夏にも強いものも出来てきたが、総じて冷涼な気候を好むものが多く、ツツジの仲間の中でも、栽培が一番難しい。
カルミアも同じぐらい夏の栽培がネックとなってくる。