サボテンの冬越し3

南米の熱帯地域が原生地のサボテンは、冬を温かく過ごさせたほうがいいのだが、スペースの関係で、加温装置もない、外のベランダにある棚に置いてあるものもある。
一応ビニールカバーはついているが、そんなものでは、寒さ対策にはほとんどならないので、同じ種類のサボテンでも、加温装置のついた温室に入れてあるものとの差が、くっきりついてしまっている。

一枚目と二枚目の画像は、何れもギムノカリキウム属の麗蛇丸。
大きいほうは、去年の11月頃から水を与えていないので、しぼんでしまっている上、最近の寒さで、色が茶色になってしまった部分がある。
暖かくなって、色が戻ればいいのだが、毎年、冬の寒い時の、しぼんで色が悪くなったままの状態から回復しないギムノカリキウム属のサボテンが、一つや二つはある。
小さいほうは、同じ11月ごろから、加温装置付きの室内温室に入れてある麗蛇丸。
水も、二週間に一回は与えていて、そのたびに新しい刺が出てくる。みずみずしさがまるで違う。

三枚目の画像が麗蛇丸の現生地の気候グラフ。翠晃冠、メガタエと同じように冬が暖かな気候グラフで、さらに特徴的なのは、夏の暑さが30℃を越えていないことだ。
冬暖かく、夏は涼しくと日本の平暖地とはずいぶん違う気候に育っている。