右か左か? 番外編3

渦巻きパターンのところで、つむじについて触れた。人間の場合、毛が密に生えていて、観察容易な場所といえば、頭しかないから、つむじといえば頭にできるものに限られる。
動物の場合、体毛は全身に生えているから、つむじは全身のあちらこちらにできている、はずなのだが、探すのは必ずしも簡単ではない。
毛足が長いと、つむじがあってもそれとは判らないからだ。
うちのワンコたちのうち、河原で保護したマロ、サブ、ブンタ、チャック、そして小夏には同じところに、同じようなつむじがある。
5匹には血縁関係があるから、ひょっとして、つむじには遺伝的性質があるのかもしれない。
最初の画像は、小夏のつむじを撮ったものだ。左右の前足、人間で言えば上腕部にあたるところにくっきりとつむじがある。
二枚目はサブの前足部分。こちらにもつむじがある。面白いのは、右と左のつむじが逆回りに、つまり左右対称形になっていることだ。
このことも、5匹に共通することで、左の前足が、右巻きのつむじで、右がその逆になっている。
三枚目は、小夏の左前足のクローズアップ。右巻きのつむじがよくわかる。
5匹に同じ場所に、同じようなつむじがある一方で、5匹とは血縁のないヨシにはつむじがあるかどうかがはっきりしない。
また、トライチたち猫の毛も調べてみたが、こちらもつむじを発見できなかった。