鉢土の温度

連日の猛暑日。屋根の上に置いてあるサボテンは、午前中だけ日に当てることにした。
一部のサボテンは、相変わらず、午後からも直射日光に当てている。
その場合の鉢土の温度がどうなるか測ってみた。
最初の画像は、よくある黒のプラ鉢。温度を見やすくするため、サボテンを植えていない用土だけの鉢を使った。
画像の通り、鉢土の温度は50℃に達している。この日の気温は36℃ほどだが、直射日光が当たる屋根の上は、もっと気温は高いだろう。時間は午後2時過ぎ。
この後も、鉢土の温度は午後4時になっても49℃で、ほとんど下がらなかった。
こういった温度条件を好むサボテンはそれほど多くないと思う。
二枚目の画像は、二重鉢に入れたエキノマスツス・栄冠。
直射日光に当てて育てている。朝の7時から夕方の5時まで、一日10時間以上日が当たる。
写真を撮ったのは午後2時過ぎで、鉢土の温度は45℃ほど。黒のプラ鉢ほどではないがかなりの温度に達している。
二重鉢にしているので、その効果を確かめるため、内側の鉢と外側の鉢の間にいれてある砂に水を含ませてみた。
10分ほどで鉢土の温度が40℃まで下がり、午後4時には、35℃まで下がった。
黒のプラ鉢のほうが同じ時間にまだ49℃もあることを考えると、相当な差がでる。
二重鉢は鉢土の温度をコントロールできる点がよい。日照が強すぎ、鉢土の温度が上がりすぎると思ったら、サボテンが植わっている鉢に水を与えることなく、温度だけを下げることができる。