サボテンの刺に白いものが

画像はエスコバリア属のサボテン。刺をよく見ると、何か白いものがついている。
これは、ワタムシという害虫だ。
象牙丸にたかったカイガラムシの正式名は、サボテンシロカイガラムシ。今回のワタムシはサボテンフクロカイガラムシ
何れも昆虫の仲間で、ダニの仲間ではない。昆虫の一種だから、昆虫用の殺虫剤が効くはずなのだが、多くの殺虫剤が適用害虫として、カイガラムシを挙げていない。
カイガラムシは、体表を蝋物質、または綿状の分厚い保護膜で覆っているため、接触毒タイプでは効果が期待できない。
また、浸透移行性殺虫剤の代表ともいえるオルトランのどのタイプも、カイガラムシを適用害虫に挙げていない。多分、オルトランに対して抵抗性を獲得しているのだろう。
そこで、今回も白刺象牙丸にたかったカイガラムシと同じ薬剤を使ってみることにする。