ギムノカリキウム属羅星丸

家には、学名がG. bruchiiとなっているサボテンが、他にもある。
画像のサボテンがそれだ。これも、通販サボテンショップで購入したもので、ついていた名札には、G. bruchii v. roseispinumとある。
しかし、この名前で検索をかけても、ヒットするサイトはない。このショップが赤刺の意味のroseispinumを勝手に付けたようだ。
それはともかく、この刺の赤っぽいG. bruchiiは羅星丸の和名で流通している。
ギムノカリキウム総覧によれば、羅星丸はG. bruchii ssp. bruchiiで、白蜘蛛がG. bruchii ssp. bruchii aff.だから、羅星丸と白蜘蛛は近縁種ということになる。
一方、G. bruchii v. albispinumの方は、G. bruchii ssp. lafadense aff. だから、ssp. つまり亜種のレベルで羅星丸とは種を異にしている。
albispinumとは白い刺を意味していて、実際、このサボテンには、学名のほかに白刺羅星丸の和名がついていた。
羅星丸には刺の白いタイプもあるようなので、見掛けが似ているため、種名の付け方に混乱があるようだ。