不細工なサボテン

家には、マミラリア属のサボテンがかなりの数ある。栽培が容易ということもあるし、種類が多いので、集める楽しみもある。
ところが、小さいうちは丸っこくて可愛かったのが、でかくなると、柱状に成長し、その上、夏と冬の成長度合いの違いから、段がついて、三段腹のような様相となり、ちっとも可愛くなくなる。
マミラリアだけでなく、ノトカクタスにも同じような縦長に伸びる性質があり、その上、球体の下部が茶色に変色し、実に汚いサボテンになってしまう。
こうした場合、サボテンを球体の途中からすっぱり切断して、切断部分を刺して、丈低く、形が良い姿に仕立て直すのだが、うまく発根せずに腐ったり、枯れたりする場合も少なくなく、私はあまり好きではない。
というわけで、不細工サボテンは不細工なまま。