里子の近況(くう)

里子のくうの里親さんから、近況報告のメールをもらった。画像の一枚目と二枚目はメールに添付されていた最近のくうの写真。
くうは一昨年の11月に保護し、そのあと里子に出した。それから考えると年齢は一歳半ぐらい。もう立派な成犬だ。
保護した時点で、くうは同腹の姉妹のエナととてもよく似ていた。くうは鼻先が白かったので、ハナシロと名づけ、エナは鼻先が黒かったので、ハナクロと名づけた。
成長してからも二匹はとてもよく似ている。そして、二匹とも、母親ではなく、その母親の母親、つまりおばあちゃんに驚くほど似ている。
ばあちゃん犬を最後に見かけたのは去年の11月30日。この日を最後にその姿を見ていない。かなりの高齢だったから、この冬を越すのは難しいだろうと思っていたが、たぶん、その通りになったのだろう。
画像、三枚目は、最後に見かけた日より、ちょっと前に撮ったばあちゃん犬の写真。二枚目のくうの立ち姿と比べると、実によく似ていることがわかる。
野に生き、野に死したであろうばあちゃん犬の孫に当たるくうやエナは、犬本来の生き方である人に寄り添った生活をしている。

  • くうやエナのばあちゃん(2012年11月16日撮影)

去年の連休の頃、うちの玄関先までやってきたばあちゃん犬。私のところには、自分の子や孫がいて、元気にしていることを知っていたに違いない。
亡くなる直前にまた私の前に姿を現したばあちゃん犬。私とはよくよく縁があったということだ。