里子の近況報告(エナ)

里子の近況報告、今回はエナ。エナを里子に出して、2年とちょっと。
すっかり成犬になったエナは、母犬のシーバより、シーバの母親、つまり祖母ちゃんにそっくりになった。
一歳になる前から、よく似ていると思っていたが、成長した今のほうがよりそっくりになっている。
残念ながら、祖母ちゃん犬は、2012年11月30日にその姿を見たのが最後となった。多分10年以上野犬としての生活を続けたと思う。
野犬の生活で、10年以上を生きるというのは、相当珍しいことだと思う。用心深さと賢さを兼ね備えていたに違いない。
さて、孫に当たるエナは外見はよく似ているけれど、性格のほうはどうなのだろう。
里親さんによると、かなりの人見知りで、その点は引き取った当初とあまり変わりがないそうだ。しかし、よく馴染んだ人には、信頼を置いているという。
多くの里子と同じように、以前は散歩を嫌っていたのが、ここ最近はむしろ楽しみにしているらしく、この点は大きく変わったところだろう。
寝る時は、家になかにしつらえたサークルの中。人間が会話の時に発する音を真似たような声を出すらしく、人間の会話に加わりたいのかもしれない。