リトープス属紫薫の自生地の気候

画像は栽培4年目に入った、リトープス属紫薫。購入時に名札はなかったが、大型で丈夫、また、その模様などから紫薫で間違いないと思う。
これまでの夏の過ごし方は、半日陰に置くか、または50%ほどの遮光をし、灌水は一月に一度ぐらい与えるといった方法。完全断水にはしたことはない。
今年の夏も、遮光をして、月一度の灌水で過ごしてきた。画像のように、かなりシワがよって、全体にしぼんでいる。
さて、この紫薫の自生地の気候も調べてみた。二番目の画像がそれ。紫薫の自生地Pietersburgの気候グラフだ。グラフの数値は前回と同じく、Map of South Africaのデータを使用した。
Pietersburg(ピータースバーグ)という呼び名は旧名で、現在はPolkwane(ポルクワネ)が正式名称なのだが、今もって旧名の方が通りがいいらしい。
気候グラフから見ると、自生地の夏は日本のそれよりずいぶん涼しく、冬は逆に日本よりずっと暖か。
赤道に近い高地の気候はこういった感じになるところが多く、こういった地域に育つ植物は育てにくいのが普通。
しかし、紫薫はかなり丈夫で、これまでの夏越し方法でも特に問題はなかったから、夏に完全断水して、休眠させる必要はなさそう。そこで、夏の途中ではあるが、植え替えて、直射日光栽培に切り替えることにした。
この時期の植え替えはかなりリスクが高いので、根を整理したり、土を落としたりせず、なるべくそのまま、一回り大きい鉢に移し替えた。その上で鉢を二重にした。