南アフリカの多肉植物4

  • アロイノプシス属唐扇(2013年10月25日撮影)


続いての栽培失敗続きの多肉植物が、画像のアロイノプシス属唐扇(からおおぎ)。
もういくつ枯らしたかわからない。多分画像のものは、6株目ぐらい。失敗のバターンは天女や帝玉の場合とよく似ている。
夏は断水で過ごした後、秋ごろから灌水を再開すると、株元から変色して腐敗。これは帝玉の場合の腐り方に同じ。夏をうまく越したと思っても、今度は冬に枯死することが多い。これは天女の場合に似ている。
栽培法を検索すると、冬型として扱うというものばかりなので、冬成長するかというと、ベランダ栽培では、灌水をすると、時間が経っても、鉢土が乾かない。
それで、冬も断水ということになるが、これだと一向に成長しない。成長するどころか、小さい株だと枯死してしまう。
小さい株だと値段もそれほどでないから、枯れたらまた買えばよいという安易な態度で現在に至っている。
で、今回、自生地の気候や、うちの栽培環境にあった栽培法を徹底的に調べることにした。
最初は唐扇の自生地がどこかを調べることにしたのだが、これがなかなかわからなかった。自生地を調べる時にいつも使うサイト。
http://ralph.cs.cf.ac.uk/Cacti/finder.html
ここの検索窓に、"Aloinopsis schoonesii"を入れると、ヒットが一件しかない。どうやら、日本で流布している"schoonesii"は、スペルミスらしく、英語で検索すると"schooneesii"が正しいようだ。
あらためて、先のサイトで調べると、今度は4件がヒット。大して変わらない。しかも、自生地はその4件、何れもが、"Springbokvlakte"。
この場所をネット検索すると、南アフリカの首都、プレトリアの北東約20kmのところとある。ごく小さな村なのか地域なのか、よくわからない。
そこで、次に、南アフリカで多肉を育てている個人ブロガーのサイトを調べてみた。
http://lttreasures.blogspot.jp/
このサイトには、ブログ内検索も出来、自生地などが載っていて、結構参考になる。

  • アロイノプシス属の分布地図

そのブログにでていたアロイノプシスの分布地図がこの画像。
先の自生地はかすりもしない別の場所。どういうことなのか。今度は別の角度から調べることにした。