感染拡大

症状から見てウイルス感染したと思われるサボテンたち。感染源は一つではなく、たぶん複数のサボテン。ウイルスも一種類ではなさそうだ。
最初の画像のサボテンのような症状から始まるのが、一つのタイプ。成長点付近が腐り、腐敗がやがてサボテン全体に広がる。
最初の画像の二つのサボテンは、左がギムノカリキウム属の不明種。つい最近、症状が出た。右は、旧ホリドカクタス属のサボテン。成長点付近が腐敗して陥没している。
これも、つい最近、こうなった。
もう一つのタイプが二枚目のもの。一見すると、錦タイプのサボテンのようにも見えるが、これは、強い日射を浴びてこうなったもので、錦サボテンではない。
栽培しているうちに、サボテンのあちこちにケロイド状の瘢痕が出てきて、且つ生育が大変悪かった。サボテンはテロカクタス属の獅子頭
二つ目のタイプの感染症がやや進行したものが三枚目。サボテンはギムノカリキウム属瑞昌玉。
日焼けのようにも見えるが、サボテン全体に細かいケロイドが拡がっていて、日に当たったところのケロイドが大きく拡大する。
四枚目が一つ目のタイプの症状が進行したもの。
成長点付近は枯死していて、株全体も枯死した部分が多いにも拘らず、まだ全体が腐敗しきっていない。これがウイルス病の一つの特徴だと考えられる。
サボテンはギムノカリキウム属魔天竜
五枚目がウイルス感染の末期症状となったサボテンの様子。このサボテンが感染源の一つと思われる。このサボテンを置いていた棚には、同じギムノカリキウム属のサボテンのサボテンが数多くあり、感染例は、この棚のサボテンに集中している。
こうなるまでに3年以上かかっていて、その間に感染が広がったようだ。
ウイルス病の症状は進行がかなり遅い。そのため、単に元気がなくなっているだけで、回復するかもしれないという思って、処分しきれず、そのままにしておきがちだ。
しかし、それが感染の蔓延の原因になる。
今回、画像のサボテンを含め、ウイルス感染したと思われるサボテン14鉢を一斉に
処分することにした。