ギムノカリキウム属ホリディスピナムの花


恐竜丸の和名を持つホリディスピナム。花はギムノカリキウムの中で一番きれいとされる。もっとも緋花玉との交配種には、花の色がもっと派手なものがある。
ホリディスピナムの花は画像のとおり、なかなかは綺麗なものだが、本体はどうにも見苦しいといってもいいほど、美しくない。
ギムノカリキウムのほかの種とは異なり、やたら縦に伸びる。刺の生え方が乱雑で、整然とは程遠い。というわけで、私の好みからは遠く離れている。
このホリディスピナム、購入後、数年たっているが、今年初めて開花した。かなり大きい図体のくせに、まったく花を咲かせる気配がなかった上に、ギムノカリキウムのほかの株に感染症が広がり、このサボテンも感染の兆候ありということで、日のあたらない別の場所に放置しておいた。
最近になり、様子を見てみると、新しい刺も生え、蕾らしきものまで見えるので、あわてて、日のあたる場所に移動した。
このままでは枯れてしまうと危機感を抱いたのかどうか分からないが、一気に八輪の花をつけた。
二枚目の画像は横からこのサボテンを写したもの。むさくるしい本体の天辺になんとも派手な花をつけている。