リトープスの植え替え2


4月にリトープスの二重鉢への植え替えについて書いた。
今回は、リトープスの植え替えの際、私が注意している点について書いてみた。
最初の画像が植え替え後の様子。注意した点は次のとおり。
1. リトープスの天辺を鉢の上端より少し高くする。
2. 鉢土で、リトープスの側面をあまり隠さないようにする。つまり、なるべく浅植えにする。
1.は、なるべく日照条件を良くするため。鉢の縁が、リトープスの天辺より高いと、日が傾いてきたときに、リトープスに日が当たらなくなる時間が早くなる。
2.も、一番の理由は日照条件。リトープスは自生地では、その天辺だけを地上に出しているようだが、これは、日本とは比較にならないぐらい、日照条件がよいというか、厳しいというか、そのため、天辺だけを地上に出しているぐらいがちょうどいいのだろう。
しかし日本では、日照条件が悪く、そういう条件の下で栽培すると、日照不足を補うためだろう、徒長してしまう。
これは、リトープスが本体を長くして、少ない日照を体全体で受け止めようとするためと考えられる。
ならばということで、はじめから、なるべく浅植えにしたほうが、日が傾いたときに、側面でも日照が得られる。
ちなみに、側面で日照を受けると日焼けが心配かもしれないが、去年の直射日光栽培では、そうした事例はひとつも起きなかった。
日本の現状では、日が傾くと、日光は黄砂だのPM2.5だので濁った空気の層を長く通過せねばならず、リトープスを日焼けさせるほどのパワーはない。
去年の栽培で気が付いたのだが、浅植えにして、側面が見えるようにしておくと、水が切れてきたときに側面にしわが寄ってくる。
そのしわの様子で、水遣りのタイミングがわかるという利点もある。