里子の近況報告(トト)

保護した時から、一年少し過ぎた里子のトト。里親さんからもらった近況メールでは、散歩も嫌がらずに出かけているようだ。
問題はむしろ,いろんなものに興味津々で,何かに注目するとリードを振り切って暴走すること。
こうした性質は,これまで保護したどの子にもなかった。
大体が散歩嫌い。外の世界のいろんなものがこわくて仕方がないというタイプがかなり多い。
トトはよその犬にも臆することなく,どんどん近づいていくというから,その点もこれまで保護した子と違っている。
外見からすると、ビーグルやテリアの血が混じっている感じがする。テリアの血が入っているとすると、なんにでも興味を示すというのも理解できる。
それはいいとして、リードを振り切って道路に飛び出すというのではいつか事故が起きる。
リードではなく、ハーネスタイプにすれば犬の体から外れることは少なくなるが、ロープを持った手を振り切ってしまうことがあるから,やはり散歩のしつけが大事だ。
散歩のときに周りに気をとられて、自分の興味のあるほうに突進する犬が「カリスマ・ドッグ・トレーナー」にも「ヴィクリトアが行く」にも良く登場する。
しつけの基本は,注意が飼い主のほうからそれたらすかさず,犬の注意を喚起するのが大事とシーザーもヴィクトリアもいっている。
シーザー・ミランの場合だと,例の「シッ」という鋭い音を発しながら,犬のわき腹を5本の指で突く。突くといっても攻撃するわけではなく,あくまで,注意を促すため。
ヴィクリトアの場合だと,トリーツで,自分のほうに注意を向けるとか,ハーネスとリードの2本で犬を制御するというやり方でしつけていた。
犬の散歩は、単に運動や気分転換のためではなく、しつけの基本をすべてここで行うというのが,両者に共通する。