シロの脱走

去年の7月中ごろに、わなを仕掛けて、捕獲、保護していたシロが脱走した。
保護当初よりは、少し懐いてきたかと思える様子だったが、近づける距離は1mほどまで。
完全には懐かず、やはりもともとが野良猫だったようだ。
最近になって、いわゆるさかりがついた状態になり、夜全く眠らず、一晩中大きな声をだしていた。
ある一部屋をシロのために開放していた。さかりがついてからは、この部屋から出ようとガリガリとドアを引っかくので、一ヶ月ほど前からは、ときどき、ドアを開けて、他の部屋へシロが様子を見に行くことを許していた。
今朝も、シロのいる部屋のドアは開いていた。そして、私が一階の屋根の上に並べてある多肉やサボテンの様子を見に、私の部屋の東の窓を開けて、屋根の上に出た後、うっかりその窓を閉めずに一階に行っている、ほんの5分ほどの間に、そこから脱走したらしい。
屋根から、東側にあるサンルーフに飛び移り、さらにそこからブロック塀に飛び降りれば、後は簡単。
以前飼っていたカムとミケというネコも、元は外で生活をしていたので、時々外に出たがり、そういうときにはこのルートで外に出ていた。
実は、これまでにも、シロがいる部屋のドアがあいていて、なおかつ私の部屋の窓が開けっ放しになっていることが何回かあった。
でも、そのときはシロがその事に気が付かなかったのか、脱走はしなかった。ひょっとすると、気が付いたが、脱走の決心が付かなかったのかもしれない。
さかりの時期が来て、自然の呼び声に逆らうことができなくなったということだろう。
まあ、いずれにせよ、もともと外で暮らしていたネコなので、外で暮らすことには何の問題もない。元気でやっていくことだろう。
画像は、最近、私の部屋の前にやって来て、私の様子を見ているシロ。