今頃腐ったリトープス2

お気に入りだった寿麗玉が腐った。今頃の時期に腐るというのは、あまりなかったこと。
ちょっと前にピシウム菌が原因と思われる事例があったので、寄せ植えにしていた他の株に感染する前に、植え替えることにした。
寄せ植えにしていた3株。
右端が寿麗玉。左端は花紋玉系の不明種。まん中が柘榴玉。

二枚目の画像は、腐敗株のクローズアップ。
ピシウム菌が侵入する場所は根と本体の境目。
しかし、画像でも明らかなように、腐敗状況から、今回の腐敗はピシウム菌ではないことが分かる。
それは次のような理由による。
1. 分頭して二頭になった本体の両方に同時に発生している。
2. 株の周囲の全周に亘って同時に腐敗が起きている。
3. 鉢土に埋まっていなかった頂面部分に腐敗が起きていない。
以上のことから、思い当たるのは、11月中旬の異常高温が原因の腐敗。
家のように直射日光に当てる栽培法だからこその失敗だろう。実際、この時期の鉢土は40度近くまで上昇した。
夏の暑い時期なら、耐えられても、脱皮間近にこの高温では駄目だったのだろう。
さらに、寿麗玉は他の株に比べてやや,高温耐性が弱かったのだと思う。
大体寿麗玉というのは、かなり手に入りにくい。
同じ寿麗玉系の福来玉が丈夫で普及しているのに対し,たとえば寿麗玉系の大理石はヤフオクにも滅多に出てこない。
普及していないのは、栽培が普及種に比べて難しいに違いない。
この株も同じ種類を購入して、種を取るつもりだったのに、購入しようにも全然見つけられずに今日まで来てしまった。

  • 10月に元気に花を咲かせた寿麗玉。