ダニ対策の薬剤

昨シーズン、リトープスにチャノホコリダニによる被害がでた。
そこで今シーズンは、今の時期から、ダニ対策のための薬剤を散布している。
ちょっと気が早いようだが、卵か何かの形で,ダニは被害のあった鉢や,その辺に潜んでいると思ったほうがいい。
天気予報によると明日以降、寒の戻りもなく,春本番の陽気になるということだから、卵で越冬したダニも、卵から孵って活動を開始するだろう。
チャノホコリダニの被害が目立つのは、真夏になってからだが、被害が目で見て分かるようになってからだと遅すぎる。
被害を受けたリトープスは,成長が止まってしまったようになり,最悪枯れてしまう。
というわけで、今の時期から薬剤散布を開始したが,その薬剤は,いわゆる殺ダニ剤ではない。
通常は庭木などに、真冬に使われるマシン油というもの。
マシン油は、殺ダニ剤のように、薬理作用でダニを殺すのではなく,卵や虫体の表面に油膜を作って、それにより窒息させるというもの。連用しても耐性個体の発生は原理的にありえない。
しかし、卵や虫体に満遍なくかからないと効果がない。
ダニ発生をなくすには,これから,夏にかけて,何度も散布する必要があるだろう。
このマシン油の散布には,ひとつ問題がある。
散布した植物体にいかにも油分がかかったような色がつくこと。画像は散布したリトープスの様子。

6時方向の弁天玉以外はなんとなくつやがある様に見えるのは,マシン油の油膜のため。
弁天玉は本体がかなりのつや消しなので,マシン油を散布してもつやが出たりしない。

アメトルムなどのエケベリアにもついでに散布した。
もともとつやがあるアメトルムの葉は、まるでアメ細工のようなツヤが出てしまった。