残念な結果のリトーブスたち2

「明るい日陰+断水」による夏越しでは、夏越しに失敗する株がかなり高率で出る。といっても2割ほどなのだが。
それでは、「30%遮光+屋根の上」、または、「直射日光+夜間の冷気」で夏越した株に失敗はなかったのかというと、そうでもない。
次の画像は前者の夏越しでこうなったという株。

自生地風の植え付けということで、深植えにして、頂面だけが出るようにしたが、これが裏目
二重鉢にしていたにもかかわらず、鉢土の温度が上がりすぎたのだろう。鉢土表面から少し下あたりから、腐敗してしまった。

腐敗が進んできたので、片方はあきらめ途中から切断。
切断個所にトップジンペーストを塗っておいた。もう片方も同じ個所がやられているので、助かる見込みは低い。

  • 珊瑚玉

この二つは夏越しの途中で何かにやられたのではなく、脱皮以前にホコリダニの被害を受け、その被害個所が夏の間に悪化したものだ。
ホコリダニの被害はたとえ小さなものでも、そこから腐れが拡大し、結局ダメになることがあり、油断がならない。
ホコリダニは夏に増殖しその後、リトーブスの頂面の割れ目から、奥に侵入し、冬を越すものと思われる。
防除するのは夏から秋にかけて、つまり今の時期ということになる。