からだのこと6

血糖値スバイクが問題なのは、それが単に糖尿病の一歩手前の状態というだけではなく、そのことが引き起こす様々な健康上の問題があるということは前に述べた。
番組の冒頭に登場した医者は、次のような趣旨のことを語った。
「血糖値スバイクは糖尿病の前段階というようなことではなくて、それ自体が病気ということです。様々なダメージを体に与え続けていて、重大な病気としてあらわれてくる」
その兆候として、食後の眠気があるとしたら、これは放置できない問題だ。
「あなた、食後に眠くなることはありませんか。食後に眠くなって、寝てしまうことはありませんか。その習慣、放っておくと大変なことになりますよ」って、どこかで聞いたようなセリフだ。
番組後半では、この恐ろしい血糖値スパイクを比較的簡単に防ぐ方法が紹介されていた。
その方法とはおおむね次のようなもだった。
1. 食事のとき、食べるものの順番に気をつけること。
糖質を含む食材のの前に、食物繊維、たんぱく質、脂質を含むものを食べるようにする。
2. 食事は一日三度、きちんととること。
3. 食後すぐに軽い体操でいいから、体を動かすようにすること。
最初の、「食事の順番」は前述のように、私の注意を引いた二つ目のこと。食べるものの順番がそんなに大事だとはこの時まで知らなかった。
二つ目の「食事抜き」の問題点。朝食であれ、昼食であれ、食事を一食抜くと、そのあとの食事の後の血糖値スパイクの血糖値ピークが、3度食事をした時より、はるかに高くなるという現象が起きる。
血糖値の最高値が高ければ高いほど、正常値に戻るのに時間がかかり、これこそが本格的糖尿病へ一直線のコースだと思われる。
三つ目の注意点「食後すぐの運動」。番組参加のドクターが語ったのは、よく、「体脂肪を燃やすためには、有酸素運動を最低、30分間続けることが必要」と言われるが、血糖値スパイクを防ぐには、そんな長い時間の運動は必要ないとのこと。
どんな軽い運動でもよいから、とにかく食後すぐからある程度の長さの時間、其れも断続的でいいからとにかく体を動かすことだと語った。早い話、掃除機をかけたり、床拭きなどの家事でも十分だということだった。
まあ、これなら、体操のために服を着替えたりしなくてもいいし、ずいぶん気が楽だ。
私自身、この番組を見てから上記の血糖値スパイク防止対策を生活に取り入れている。
朝食には問題はないので対策は必要ないのかもしれないが、朝食後に約40分間、柔軟体操や、腹筋などをするようにした。
これは、私には体脂肪を減らし、BMIを減らす必要があるからだ。その理由については別の機会に記事にしたい。
昼食に関しては「食事の時の食べる順番」に気を付けるようにした。
サイリウムと同じように、水分を吸うと、大きく膨れて、糖質の急速な吸収を妨げてくれる効果が期待できるチアシードをココナッツミルクに入れて、食前に飲むようにしている。
糖質を含む食べ物の重ね食いは止めた。
これだけのことで、十年来続いた昼寝の習慣がどうやらやめられそうだ。
夕食の後は、3.の対策。「食後すぐの体操」これは飼い犬のチャックを散歩に連れ出すことで対応。50分ほど、自転車で散歩。自転車だから、そんなには強い運動ではない。
でも、たぶん、時間が結構長いので、血糖値スパイクを防止するには十分なはずだ。
こうした対策の成果を短期間で、あるいは劇的な変化として求めるのは間違いだろう。
何か月か先に、対策の効果を記事にしたいと思う。