アナフィラキシーショック #4

今回、屋根の上で突然にハチに刺されたのはなぜかというと、屋内に取り込もうとしたトレイの裏側に鉢が巣を作っていて、それを知らずにそのトレイを持ち上げたものだから、ハチが怒って刺したということ。
画像はトレイの裏側にあったハチの巣。

自分で言うのもなんだが、私は非常に用心深く、かつ観察も鋭い。
屋根の上で作業をしていて、頻繁にハチの姿を見かけていれば、どれかのトレイにハチが巣を作ったかもと推測できたが、ハチの姿を見たことはほとんどない。
いくら観察眼が鋭くても、これでは推測のしようがない。
今回は処置が早く、大事には至らなかったが、ハチにはいつどこで刺されるかわからない。効果が間違いのない処置として自分でアドレナリンを筋肉注射する方法がある。
いつも行く病院でハチに刺されて、アレルギー反応が出ることを話すと、アレルギー専門科のある病院の中には、エピペンという名称の薬剤を保険を使って処方してくれるところがあるという。
時間的に近接してハチに刺されると非常に危険なので近々、いくつかの病院に問い合わせてみようと思う。
ところで、私のようにハチ毒に対するアレルギーがあるものにとっては新たな脅威が現れた。
このところテレビのニュースで取り上げられることが多い外来生物ヒアリだ。
アリの仲間でありながら毒針をもち、刺されるとアナフィラキシーショックを起こすこともあるというから油断ならない。
ちょっと調べてみると、このアリの毒に含まれるアレルギー誘発物質はなんとアシナガバチスズメバチの毒のものと同じだ。
危機に対する認識が甘く、対策が後手、後手に回るのが日本人の特徴。今のところ、ヒアリが全国規模で生息域を広げてしまっているわけではないが、これは時間の問題だろう。
水際で食い止めることはできないと思う。
となると、今後数年でいたるところでヒアリの姿を見ることになるかもしれない。
そうなった場合、私と同じようにハチ毒にアレルギーの人は、前述のエピペンを常時、携帯して行動するのが安全ということになるだろう。
自分がハチ毒、またはヒアリの毒にアレルギーがあるかどうかはアレルギー専門科で確かめることができると思うが、これまた、事前にそのようなことはする人はまずいないだろう。
数年後には、日本でも、ヒアリによる死亡事故のニュースが流れることになるかもしれない。