チャック、マムシにかまれる1

ブログの更新を9月2日にしなかった。なぜかというと、それどころではなかったから。
9月2日の午後7時半ごろ。チャックとサブを連れて、河川敷遊歩道へ散歩に行った。
この遊歩道、昼でもほとんど人通りがない。人通りがないのは、川沿いに人家がほとんどないから。
夕方ともなると、人通りは全くと言っていいほどなくなり、日が落ちてからは正直ちょっと怖い。
こんな寂しい場所を散歩する理由は、チャックや小夏の父親がまだ健在で、そのあたりに出没するからということもあるし、だれにも出くわさないというのは、ある意味安全だということ。
で、いつも通り、チャックたちの父親が時々エサをもらっているらしい土建会社の建物あたりまで2.4kmほど歩いてUターン。
1kmほど戻ったあたりに堤防に上がれる階段があるので、そこでちょっと休憩。
堤防に上がって堤防の道を歩いて戻るということもよくある。
しかしこの日は堤防には上がらず、そのまま河川敷遊歩道を戻ることにした。
休憩をした場所からさらに500mほど行ったところで、チャックが遊歩道上に何かを見つけ、匂いを嗅ごうとした瞬間、チャックが飛び上がった。
遊歩道を歩くときはあまりに暗いので、ヘッドランプを装着している。
一体何事かと、ヘッドランプをつけてみると、遊歩道上になんとマムシがいるではないか。
長さは30cm程か。青大将などに比べるとずいぶん小さい。
しかし、ヘッドランプに照らし出されたマムシは体の模様も毒々しく、さらに体をS字状に曲げて、いつでも飛びかかる態勢をとっていた。
画像はネットで見つけたものを拝借した。ちょうどこういう態勢だった。

よく言われるように毒蛇といえども、自分から人を襲うことはないなどというのは間違いだろう。
このマムシ、明かりに照らし出されても逃げる気配など全くない。「いつでもかかってこいや」という態度。
大体、遊歩道のど真ん中に居れば、私や犬の接近をかなり前から察知できたはずだ。
それなのに、チャックが噛まれたということはその場所で我々を待ち構えていたに違いない。
敵の接近を感知するや、攻撃態勢をとって絶対に逃げない。たぶんこれがマムシの性質なのだと思う。
なんにせよ、かまれたチャックを何とかせねば。
噛んだマムシは放っておいて、とりあえず家に急いで帰ることにした。