リトープスの種

花の時期が終わると次は脱皮の時期を迎える。
その前に、花が結実したものは、種を充実させる時期が始まる。その分、脱皮は遅れることになる。
種を取る気が全くないのなら、花が咲いているうちにめしべを摘み取ってしまうのが確実。
うちではそこまではしないが、望まない雑種ができるのを避けるため、花が咲いた株は鉢ごとの他の株から離れた場所に移動させる。
それでも、中には自家受粉で種ができたり、同じ鉢の別株と交配するのもあるから、いくつかの株に種ができるのは毎年のこと。
で、画像は種ができたと思われるリトープスのいくつか。

  • 富貴玉系


一枚目は富貴玉系のリトープス。スザンナエの特徴が見て取れる。
種ができたかどうかはちょっと微妙なところ。できたとしたら自家受粉によるものだろう。
花が咲いた時に他のリトープスの鉢とは別の場所に移動させたので、多品種との交雑は考えにくい。

  • 福来玉系


二枚目は同じ時期に同じ鉢に同居する株が開花した。そのため、異株による交配の可能性がある。
自家受粉より、異株の交配による結実の方が種の数が多くなる。
この二つの株はヘッドが合計で7つある。一つの種カプセルからは、200とか300といった数の種がとれるから、7つ全部のヘッドに種ができたら、相当な数になる。
一部は撒いてみてもいいが、余った種はまた、里子に出すことにしよう。

  • ノーリニアエ


三枚目は、自家受粉による結実だと思う。しかし、カプセルは大きく膨らんでいてかなりの数の種ができたようだ。
こちらも種が取れたら、里子に出す予定。