感染対策は万全? Part 1

いよいよコロナ感染の第2波の発生が明らかになってきたが、政府筋をそれを認めようとしない。認めたら、自粛要請の必要性を迫られることは明らかなので、そうはできないのだろう。

政府がどのような対策を取るかどうかはともかくも、感染症に対する防御は自己責任だと思う。

私は16歳で腎臓病にかかり、その後、それが慢性化。退院のときにある医者が退院後の健康管理のために告げた言葉が今も忘れられない。

いわく、「今後の生活では、感染症に気をつけること。特に風邪はひかないように。ひくたびに生きられる期間が短くなるからね」

短いアドバイスだが、実に深刻な内容だった。

このアドバイスを受けてから半世紀以上、今も透析を受けずにすんでいるのは、人一倍、風邪を含めた感染症にかからないような生活習慣を守り続けたことが大きな理由だと思っている。

私が守り続けた生活習慣をあげると次のようなものだ。

1. むやみに混雑する場所には行かない。

2. やむなくそうした場所に行った場合には、不特定多数の人が触るもの、たとえば乗り物のつり革やエスカレーターの手すり、エレベーターの押しボタンなどには絶対に触れない。

そして、帰宅後には必ず手洗い、うがいをする。

3. ビタミンCの錠剤、または粉末を摂り、一日あたりの摂取量を2g以上にする。

以上のような習慣が功を奏したのかどうか、ともかく、風邪は、最長で10年以上ひいたことがない時期がある。

コロナ感染症拡大で、いっそう厳重な感染症対策を採るようになったが、そうした私から見れば、手洗いの励行やマスクの着用などの感染対策は穴だらけに見える。

一体どこが穴なのか。まずは新型コロナウイルスの感染原因として、飛沫感染としている点。

しかし、日本で感染者が出た初期のころから、私はこの考え方に疑問を持った。

日本に最初にウイルスを持ち込んだのは中国武漢からのツアー客だと考えられる。

そのツアー客が使ったバスの運転手とツアー通訳の二人の感染が明らかなったが、感染させたと思われるツアー客に感染を疑わせる症状は出ていなかった。

つまり、咳やくしゃみなどの症状はなかったのだ。

またたとえしたとしても、バスの運転手と面と向かい、咳やくしゃみをして、その顔に飛沫を吹きかける機会などなかったに違いない。

それでも感染は起きた。つまり、これは空気感染だったということだ。

空気感染だとすると、いわゆるサージカルマスクの着用では感染は防げない。このマスクは気密性に乏しく、顔とマスクの隙間からいくらでもウイルスが進入できてしまう。

私はこのブログでも以前に書いたとおり、危険だと思われる場所に出かけるときは、N95マスクつけることにしている。

N95マスクは現在、町のドラッグストアなどでの購入は不可能だ。しかしネット通販だと可能のようなので、万全を求めるなら、少々値は張るが、これを求める事に越した事はない。

私がこのマスクを購入したのは、今から11年前の2009年の事。

新型インフルエンザが流行したこの年、不覚にもこれに感染したらしく、風邪の症状に襲われ、それまでに経験のなかった39℃の高熱が出た。

高熱が下がった後、自分の命は自分で守るしかないと自覚。今後、必ず起こるであろう、新型ウイルスによる感染症に備え、N95マスクを購入した。

高気密性のN95を手に入れることができない一般人が空気感染を防ぐにはどうすれば良いか。

もうこれは不特定多数の人が出入りし、かつ換気の悪い場所には出かけないことに尽きる。

これは、いわゆる3密のうちの「密閉」に当たるから、これを避ける事には大きな意味があると思う。