「ドロドロ血液」シリーズでドロドロ血液意味するところがおおむね了解できたところで、このシリーズの前振りだった「おさかなすきやね」に話を戻す事にする。
「おさかなすきやね」は、ドロドロ血液関連のネット上のサイトのいくつかで、ドロドロ血液の解消法としてこの言葉で表される食材を推奨している。
そこで「おさかなすきやね」とは何かを改めて紹介する。
お・・・お茶のこと。お茶に含まれるカテキンには抗酸化力がある。血液中の活性酸素を無毒化する働きが期待される。
活性酸素により、血管内壁に侵入したLDLが酸化され、最終的にこの部分に血栓ができるとされる。
詳しいプロセスは次のサイトが参考になる。
https://nestle.jp/coffee-polyphenol/useful/report2.html
このサイトはインスタントコーヒーのメーカー関連のサイトでコーヒーに含まれるポリフェノールの健康効果を謳っている。
抗酸化力のある食材はほかにもたくさんあるので、何もお茶やコーヒーにこだわる必要はない。
さ・・・魚。とりわけDHAやEPAが豊富なサンマ、イワシ、ブリ、マグロのトロなどが推奨されている。
DHAやEPAはn-3系の不飽和脂肪酸。この脂肪酸には、1. 血中の中性脂肪を減らす 2. 血小板の凝集を抑えるという二つの効果があるとされている。
参考になるサイトは次のもの。
https://go-healthy.jp/DHA-EPA-efficacy-111
中性脂肪が過剰である事がひいては血小板の凝集の原因になることは「ドロドロ血液とは」シリーズで説明した。
か・・・海藻。水溶性食物繊維のアルギン酸が血糖値の急上昇を抑えるとされる。
アルギン酸に関しては次のサイトが参考になる。
https://www.kimica.jp/alginate/about/
な・・・納豆。ナットキナーゼという酵素に血栓を溶解する働きがある。
す・・・酢。酢酸、クエン酸に赤血球を柔軟にする働きがある。
き・・・キノコ類。食物繊維が血糖値の急上昇を抑え、βーグルカンという物質がコレステロールを低下させるとされる。
や・・・野菜。食物繊維が血糖値の急上昇を抑え、ビタミンCには抗酸化力がある。
ね・・・ねぎ。ネギやニンニクなどのユリ科の野菜には、アリシンという物質が含まれ、血小板溶解作用があるとされる。