おさかなすきやね

タイトルにある「おさかなすきやね」を見て、ぴんと来る人はかなりの健康オタク。

全部ひらがな、またはカタカナ表記されるこの言葉、「お魚好きやね」と言う事ではなく、健康維持のために勧められる食材の頭文字を並べたもの。

「おさかなすきやね」でネット検索すればいくつかのサイトがヒットする。

この言葉で推奨される健康維持のための食材の多くは、十分に根拠があり、納得もできるものだ。

しかしネット検索ででてくる記事に上げられている、それぞれの食材の効能の中には、疑問を持たざるを得ないものもある。

その一例が四番目の「な」で表されている納豆。

以前にこのブログでも取り上げたが、納豆に含まれるというナットキナーゼ。血液中にできる血栓を溶解する働きがあるとされる。

しかし、納豆を食べたからと言って、このナットキナーゼが小腸で吸収され、血液に入っていくということはないようだ。

血液に入っていかないものが血液中の血栓を溶かす事はできないわけで、血液サラサラにする目的で納豆を食べるのは意味がないことになる。

同じ事はことばの最後にあげられている「ね」で表されるネギにも言える。

ネギにはアリシンと言う物質が含まれていて、このアリシンが血液をサラサラにする働きがある。

しかし、いわゆるドロドロ血液が、日常の食事で摂るタマネギ一食分でサラサラになるというほどの効果はないだろう。

とは言うものの、納豆にもタマネギにそれぞれの食材に含まれる有用成分があり、健康維持や増進ために勧められる食材であることには間違いがない。

そもそも、血液ドロドロと言うのは血液のどういう状態を指していうのか、そしてその原因は何かを知っていないと、その状態を回避する最適の方法も分からないだろう。

と言うわけで、この血液ドロドロとは何かと言う事で 次回の記事を書くことにする。