ロマネスコをスーパーで見かけたので買って食べてみたというある人の話。その人は、ロマネスコをちょうどブロッコリーと同じように茹でるという処理をしたようだ。
味の印象はというと、ジャガイモのような味という評価。私のロマネスコの味の印象とは全く異なる。この差はたぶん、熱処理の方法の違いによるものだろう。
ブロッコリーの加熱処理ということでネットで検索してみると、多くが相変わらず、塩を加えた熱湯でしばらく茹でるという方法を紹介している。
以前は私もこの方法で加熱処理をしていたが、この方法で茹で上がったブロッコリーは、仕上がりが毎回違っていて、茎の部分がまだ硬いままだったり、逆に茹ですぎで房の部分が柔らかくなりすぎたりと、うまくいくのが数回に一度。
しかも、塩を入れて茹でているから、妙に塩辛い味が残ってしまい、減塩が必要な私としては、問題の多い熱処理だった。
どうにかできないものかと色々試した結果たどり着いたのが現在の熱処理の方法。
グルラボという調理器具を使うようになってから、失敗は一度もない。
その方法。
画像左側のすのこ状の中敷を使う。
中敷を敷いて、さらにその上にラップを敷く。そこに水を入れる。この水を少し入れるというのが、うまくブロッコリーを蒸すコツになる。
ブロッコリーを入れて、ラップでくるむ。
蒸しあがったブロッコリーは茎の部分も、房の部部もちょうどよい硬さで、しかも色鮮やか。塩を入れたお湯で茹でたものより、色が鮮やかだ。
この方法が優れているのは、何といっても、仕上がりがいつも一定していること。失敗がないと言い換えてもよい。
茹でる場合だと、使う水の分量とブロッコリーの分量の比、茹で時間、ゆでるときのガスの火力とか、パラメーターがいくつもあり、処理をするときにこれらがその都度、変化するから、仕上がりが一定しない。
上記のレンジを使った蒸すという方法だと、パラメーターはレンジの加熱時間だけ。これは電子レンジで簡単に設定できるし、時間を測る必要もない。
塩を使っていないから、ブロッコリーも本来の甘みのある味が損なわれることもない。
この方法で蒸すと、カリフラワーもロマネスコもほんのり甘みのある仕上がりとなり、私の朝の定番野菜サラダには欠かせない材料となっている。