ワンコ屋敷1

世の中には、たくさんのゴミを集めてきて、そのゴミの山に埋もれて生活をする人がいるらしい。

同じように、捨て猫、捨て犬を次から次に拾ってきて自分のうちに住まわせ、それらと同居する人もいる。うちの場合、この最後の場合に近い状態になっている。現在、うちには、6匹の犬、2匹の猫がいて、一緒に生活している。

6匹の犬のうち、3匹は、同じ母犬から生まれた兄弟だ。

その3匹のうちの、2匹は同じ日、去年の12月16日に飼い犬のヨシと、河川敷の歩道を散歩中に発見。まだ小さく、足取りもしっかりしていなかったので、簡単に捕まえることができた。

  • タロとジロ


散歩によく出かける河川敷周辺は、以前から捨て犬の多い場所だ。捨てられた犬が野犬となり、その野犬がまた子犬を産むため、野犬狩りが頻繁に行われても、全部を捕まえられるわけもなく、常に一定数の野犬がいる場所だ。
捨てられたり、野犬の子として生まれた犬たちの一生は過酷だ。常に野犬狩りの危険があるし、それをうまく逃れたとしても、病気にかかったり、怪我を負ったりして、その寿命は5年もあるまいと思われる。

散歩の途中に目の前に現れた野犬の子と思しき子犬。それを拾って帰ったのには事情がある。