日本人の英語2

1週目と3週目の木曜日は、地元コミュニティーで行われている英語学習会に出かける。
私はその学習会の講師をしているのだが、土曜日のサークルでも感じるのと、同じことをこの学習会でも感じる。つまり英語は日本人にはとても厄介な言語だということを。

この学習会のメンバーは、土曜のサークルに比べ平均年齢がかなり高い。それだけに英語とのかかわりの長い人が多く、文法力、語彙力に関してもそれなりの力がある。

ここでの活動は、中学、高校でやるのと同じような英文読解と英作文である。学生時代に、英語は得意科目だった人にとっては、英文読解や英作文は学生時代に戻ったような気分になれ、楽しいのだろう。

また逆に英語が不得意科目だったり、あまり勉強しなかったと感じている人には、英語再挑戦のいい機会と捉えているのかもしれない。

英文読解は、英字新聞、あるいは英文雑誌の記事を、メンバーにそのコピーを渡しておいて、予習してきてもらい、学習日に順番にその一部分を読んで訳すという、まさに学校方式で進める。

この英文読解で、特徴的なのは、ほぼ全員がおなじ教材を同じように難しいと感じる点だ。そうした記事には、いわゆる構文が複雑な文が多く含まれる。(以下次回に続く)